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2017年01月21日

開邦中 合格に必要なこと

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今年、開邦中学校の受検は、倍率13倍を記録しました。

ものすごい人気…と言いますか…ブームといっても過言ではありません…

実際のところ、合格点付近での"勝負"はどの程度繰り広げられたのでしょうか。

つまり、「仮に」の話ですが、今年70%以上得点した受検生だけが合格だったとして、65%以上の得点で勝負できた受検生はどれほどいたのでしょうか。

もしも、この話で、65%以上得点できた受検生が全体の3割だったとすると、"合格可能性が強かった" 受検生の倍率は、実質4倍少しということになるのでしょうか。

もしそうだとしても、開邦中学校は沖縄ではやはり難関校ということになるでしょうか。

ここまで全くの妄想で話を展開しましたが、いずれにしても、受検対策は念入りである必要があるでしょう。


開邦中学校の昨年の適性検査では、特に算数・理科の分野で、いったいどんな問題が出題されるのか、皆の関心が集まっていたことでしょう。
かなりの手さぐり状態で、説明会、他の学校の適性検査、想像をフルに活用した受検対策が必要でした。

2年目を迎えた今年も、過去問が1年分しかない状況のもと、ありったけの準備をして受検に至ったケースが多いでしょう。

2回の受検を終えて、現在は、塾や学校がいっせいに分析を始めている頃かもしれません。


見えてきたことは何でしょうか。

今年度に感じたことを2つ振り返ってみます。

合格には総合力が必要
入試に4教科を採用する私立中学校が多い中、開邦中学校の入試は適性検査Ⅰと適性検査Ⅱ、そして独自の問題という合計 "2教科半"のような状態です。(ご存知のとおり、適性検査Ⅰは国語と社会の混合、適性検査Ⅱは算数と理科の混合であり、独自の問題は算数でしょう。)

そのため、得意科目の得点で不得意科目の不足分を補うという考えが通用しません。

簡単に言いますと、「適性検査Ⅰで80点、適性検査Ⅱで40点」のような状況では厳しい…ということです。

つまり、「適性検査Ⅰが70点、適性検査Ⅱも70点」というようなバランスが必要です
片方の適性検査の得点で もう片方の得点を補う、という作戦では厳しいのが現状です。

とりわけ、国語・社会系が強くても算数・理科系の点数が弱ければ、独自の問題にも弱いということになり、ますます不利になります。合格には、「苦手科目を底上げする」以上のことが求められそうです。

算数・理科では日ごろの習慣が重要
適性検査Ⅱでは、基本から応用までの幅広い問題が出題されます。

まずは、知識問題や計算問題などの基本問題をすべて正解で切り抜けることが求められるでしょう。

問題なのは、それ以外の応用問題にどれだけ取り組めるかです。

ここで物を言うのが、日ごろの習慣です。

適性検査Ⅱでは、原理、理由、関係性を問う問題が出題されます
計算はできても、なぜその計算で答えが出るのかを考える習慣が必要です。

特に理科では、日常で目にするものにどのように原理が生かされているのかを考える習慣が必要です。
実験の問題、式を何通りもの方法で作っていく問題などでは、読解力や想像力も必要です。

これらは、4年生や5年生のうちからきたえておく必要のある習慣です。

知識があり、学校のテストで100点が並んでいても、日ごろから考える習慣を養っていなければ合格点には至らないでしょう。
そして、このあたりが、中学校側の望んでいる生徒さんの姿ということになるのでしょう。

適性検査Ⅱでは、高校数学に通じる式変形やアイディアが出題されています。


公立中学校の適性検査対策は、習慣を作っていくプロセスが大きいと言えます。

来年度の受検を考えている皆さま、とにかく早くから対策を、いや習慣づくりをしていきましょう!!



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Posted by shigumakaitack at 14:26│Comments(0)小学生受験
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